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Bunvestoro [ No Point / Close Call / Pangea / Integration ] (Original12)
タカラディスク(jp) わずか3年弱の活動ながら強烈なインパクトと、その後のシーンに大きな影響を与えた、大阪発、伝説のアフロビートバンドBunvestoro(バンブストロ)が当時録音しながらも未発表となっていた貴重な音源が4曲入り12インチでリリース。 A1. 「No Point」 ヘヴィなベースが導くブラックスプロイテーション映画のサントラのような不穏なイントロから、アフロ・ビートに展開していく曲の構成がカッコいい一曲。重厚なホーン・セクションがテーマを奏で、ソロを繋いでゆく、フェラ・クティの根城カラクタ共和国のシュラインで夜な夜な展開されていたセッションを想像させるオーセンティックなアフロ・ビート・チューン。 A2. 「Close Call」 ギターのリフがカリブの香りを注入したアフロ・ファンク。フェラ・クティ直系のホーンズ、催眠的なキーボードが絡み合うアフロ〜カリビアンを繋ぐようなサウンド。バハマの名ファンク・バンド、ビギニング・オブ・ジ・エンドのアルバムに入っていそうな雰囲気。 B1. 「Pangea」 ホーン隊をフィーチャーしたファンク。シンプルなファンク・ビートに男っぽいフレーズがハマりまくったライヴで映えそうな曲。バリトン・サックスのソロ、ドラム+パーカッションによる曲間のブレイクが渋い。 B2. 「Integration」 ミーターズがアフリカに送還されたような妖気を放つスロウ・ファンク。闇夜を舞うようなトランペットのソロで昇天必死。後を受けるキーボードの催眠的なソロで地底に引きずり込まれる。ダークなトーンが最高な呪術的なトラック。 Bunvestoro(バンブストロ) プロフィール 2000年代に入った頃、梅(トランペット)と賢明(ベース)が出会い、当時ブルックリンで興っていたジャズ・ソウル・ファンクなどの流れを汲むアフリカ発祥の音楽アフロビート・ムーブメントに触発されて結成したバンドが原点。 バンド結成当初メンバーは5名程度であったが、大所帯アフロビートバンドを目指す活動とともに、トランペット、サックスで組まれたホーン隊5名、ドラム、ベース、ギター、キーボードに、アフリカのパーカッションを加え、最大14人編成となる。 当時は常識であった、始発電車が動く時間になっても終わらない大阪のクラブシーンにおいて、平均月5回のライヴを繰り返す中、Bunvestoroの特筆すべき特徴は、ライヴセットに必ずフェラ・クティのオリジナルを含めていた点であろう。 これは、未知のアフロビートの本質を見極めたいというメンバーの強い意志の表れであり、後にそれが「Felabration Osaka」という世界各地で行われるFelabration公式イベントの一画を担う礎となった。 はかなくも3年弱で解散となったが、多くのメンバーが今現在(2023年12月)も複数のアフロビートバンドで活動している点でBunvestoroが果たした役割は非常に重要なものだった。 Bunvestoroの音源は、2007年に発売されたBunbun The Mc 「Tribe Called West Vol.2」に収録された1曲と、そのアルバムからシングルカットされた12インチ盤の2曲だけであったが、当時録音され未発表となっていた音源が、2024年にいよいよ十数年の時を経て発表される。 今回のリリースに際し、集まれるだけ集まったオリジナルメンバーに加え、ギターにウーちゃん(Soul Fire)、アルト・サックスにマーシー(Amanita)をサポートメンバーに迎え、豪華リリース記念再結成ライヴイベントが4/28(Sun)に南堀江Socore Factoryにて開催決定。 幻のライヴになること間違いなし! この機会をお見逃しなく。 Class=[ New Original ] Genre=[ ]
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